アートカゲヤマ個展 見えるもの見られるもの そして見るものとして
Object, Image and Observer
2021. 8 / 16 ~ 22
私たちは作品を理解しようとする時、それを構成しようとする要素、つまり色、形、素材、マチエールから意識的に言葉を紡ぎだそうとします。確かに言葉に置き換えることで理解は進むでしょう。しかし、見るという行為はそのまま感情や理性と繋がっています。これらの作品(OBJECT)では、言葉の向こう側にあり、言葉に還元できない精神的なもの(IMAGE)を、見る人(OBSERVER)が直接に感じることをテーマにしています。
104×180
104×170
150×124
140×82
170×100
102×120
観て瞬間的に伝わる作品もありますが、むしろ時間をもってしかて生まれてこないものもあります。椅子は座って鑑賞の時間を取ってもらうために置いたものです。襖絵や屏風絵などの昔の作品鑑賞のスタイルは畳に座って時間をかけて味わうものでした。このシリーズの意図は精神世界と対峙することにありますので、その補助をなす椅子は作品の一部であるともいえますが。